モンテッソーリの時間に行う活動は「おしごと」と呼ばれます。
子どもたちは自主的におしごとを選びます。
自分で選んだお仕事を、集中してやり遂げることが、自立と自信につながります。
教室には、ピンクタワーに代表される「感覚教育」の教具をはじめ、
「日常生活の練習」「言語教育」「算数教育」「文化教育」の教具が
備えられています。
先生たちは子どもたちが心ゆくまで「おしごと」をする環境を整えるとともに、
敏感期に合った教具と結びつける「導く者」として、「一人でできた!」の声が聞けるまで、一人ひとりを注意深く見守るのです。
【写真①:「着衣枠」と呼ばれるお仕事に取り組んでいます。日常生活の中で、子どもが難しさを感じる「ボタン掛け」を取り出した教具。先生が細かい動きを分析して見せる「提示」の後、子どもたちは「自分で」取り組みます。】
【写真②:三項式のお仕事。「感覚教育」の教具には、子どもたちが視覚や触覚を通して、色々な図形や立体を操作しながら、物の本質や法則を知り、知的な活動の世界に導かれるものが多くあります。】
※モンテッソーリ教育では「自ら選んだものに集中し、達成し、喜びを感じる」子どもたちによる自己教育の営みを、「遊び」ではなく「おしごと」という言葉で表します。